雑記」カテゴリーアーカイブ

かものはしかも。

kamokamo.jpg開店当時からおつきあいのある、大量読書派のお客さんからとても意外なプレゼントをいただきました。「かものはしかも。」のグッズです。それもたくさん…。

古書店としてのダックビルは硬派路線のつもりですが、こちらはなんともあいまい、ぽよよんキャラ。「カモノハシのようだけど、カモノハシじゃないかもしれないというキャラクター」という設定だそうですから、違う動物の可能性もあります。メロンパンが好物なのだそうです。

余談ですが店主はメロンパンというと、2年前に訪れた熊本の商店街で売られていた、「メロンパンの上のカリカリの部分だけ」というクッキーパン? を思い出します。他で見たことがなく忘れられません。

さようなら赤塚さん

jaja.jpg新聞の訃報で知りました。フジオプロのページはよく見ていたので驚きはありません。この場を借りてありがとうとさようならを申し上げます。私、店主Aに影響を与えたまじめな本はたくさんありますが、人生のバイブルとして、一こまづつを暗唱できるまでに読み続けた本はなんといってもこの一冊です。「ジャジャ子ちゃん」。赤塚作品としては少しも有名ではないので、自分が無理に読ませた友人たち以外この作品の話題をできる人に会ったことがありませんが、わたしは幼少時代にこの本から、粘り強さや創意工夫、そして筋を通すことを学び、その後も何度も読み返しました。赤塚さんは亡くなられても、ジャジャ子ちゃんはずっと友達です。

棚作りまだまだこれから

新店舗福畠町の書棚は野町の在庫を上回る収容量です。それに急に香林坊「本の広場」の棚も増えました。よい本おもしろい本で上から下まで棚をビシーッと詰めきりたい! というのが店主の願いというものですが、いやはやなかなかその状態にすることができず歯痒いのです。来るたびに本が増えていますよ、棚の状態が変わっていますよ、ということは間違いないのですが。理想の棚づくりの達成はいつも難しいものです。

おもいがけない贈り物

山本一力さんから届いたお花昨日、大きな大きな箱が店に届きました。それも銀座のお花屋さんからです。店の二人とも「???」「なんだろう?」。箱をあけてビックリ、野町時代にいらしてくださったお客様から、新店舗へお祝いのお花をいただいたのでした。さっそく入り口に飾りました。本当にありがとうございます。

日本唯一香辛料の神?!

hajikamijinja.jpg今日は西田幾多郎記念館を見学しました。なかでも図書室の蔵書の具合いには専門性と現代性の両方を感じ、楽しめました。その帰り道、国道以外の近道もあったはず、と考え車でわき道を巡ってみると、おや、神社が。

なんですと? その名は波自加弥(はじかみ)神社とあります。車を降りて思わず階段を上っていきました。急な階段を早足に登ると不覚にも息がきれました。しかしなかなか立派な神社です。説明の標識もありました。hajikami.jpgしょうが祭りに俄然興味が湧いてきます。山椒やワサビも仲間に入れられています。調べてみると、去年のお祭りについての記事がでてきました。ますます感心したことです。

売られる前にはよくご確認を

なぜだか夏半ば以降、このところ店頭に本を持ってきてくださる方が続きました。本を売却される方には是非よく気をつけていただきたいことがあります。それは「持ち込み前にくれぐれもよく確認」ということです。一度お売りいただいたものは、本そのものだけではなく中に挟まれた私信・写真・金券・古い領収書なども含めて一切お返しできませんのでご了承ください。

こんなことがありました。ある方は、献呈された本を含めた山を当店でご売却されたのですが、そのことをうっかり忘れて久しぶりのその著者であるご友人と来店下さいました。本棚をみてご友人に「おや、あなたのご本がありますね!」とお二人でお手にとられて見ると、大慌て! そんなときは古本屋も困ってしまうのです。

夏期哲学講座

地元ゆかりの哲学者の石川県西田幾多郎記念哲学館から夏期講座のおしらせがきました。3泊4日の哲学三昧の合宿です。

哲学に「少し興味があります」という方から「50年間、ひとりで勉強しています」という方までどなたでも参加できます。

というふれこみがリアルですてきです。

間違えて西田記念館へ行ってしまうとびっくりします。

幸せはどこに

整理していた書道の古本から、四葉のクローバーがたくさん出てきた! 挟まっていたから。写真・チケット・投函の決心つかず出さなかったとおもわれる手紙・箸袋・領収書… 人は本に様々なものを挟んで、挙げ句それを忘れてしまう。押し花やもみじというのもあった。さて本の持ち主は幸せになったかな。これをどうしよう。なんとなく今は、茶色くぺたんこのクローバーを机に乗せたまま、作業を続行しているところ。

路面店には苦痛の選挙期間

通りに面した家々の方は皆似た状況にあると思いますが、あと3日とはいえ、今たいへん辛い。何が? 選挙カーの名前の連呼のうるささです。当店、市内の幹線道路に面しているため、1日に何台もの連呼カーが通り行きます。2台がかぶることもしばしば。市議選には50人もの立候補者があるのです。ほとんどの車が名前と「がんばります」「みなさまのお力で」のみだから内容もつまらん。日曜日祝日ごとの右翼カーのほうが、まだ歌と組み合わせたり主張もわかりやすいとさえ思えてくる。しかしいずれにせよ、ひどくどっちもうるさいのです。本は閉じることができますが、通りの音はそれができません。嗚呼また来ましたよ。

郵便やさん

あ、郵便やさんがきた! そう気づいたときはポストではなく、入り口まで出ていって手で受け取るときがある。すると、郵便やさんは両手でどうぞ、と丁寧に差し出してくれる。少なくともここ1年はそんなかんじだ。昔は違った。片手をのばしてホイと「早く受け取ってね!」いうかんじで渡されたものだ。
両手で差し出す(首もちょっとかしげているという気がする)というのは、上からの指導で全国的なものなのか。それともこの地区の担当者が個人的に丁寧な方なのか。