稲刈り始まる

先日目が覚めると「ピッピッピ」の音が。これは間違いなく稲刈り機の方向転換の音です。たくさん田んぼのあるご近所のプロ農家の方は、今からどんどん忙しくなるのです。手伝いの応援の仲間を呼んでの作業です。
春がいつまでも寒かったり、夏がおわらなくて雨が降らなくて、野菜や果物は苦労が多い今年ですが、米の出来は良好とききます。気が付けば田は緑から金色になっています。

ただいま即売中

3現在、富山県は福野の「ア・ミュー」で即売会中です。昨日は補充へ行きました。5つの店が集まると、さすがに幅広い品揃えの本が並びます。雑著から専門書、重厚な美術全集から手軽な文庫本や絵本まで。棚を整理していると、「…ありますか。図書館で借りると期限が気になって。やっぱりゆっくり読みたいの」と声がかかりました。この機会にぜひ本探しをお楽しみ下さい。30日まで開催です。

夏のおわりはア・ミューの即売会

8月25日から30日まで、富山県は福野のショッピングセンター「ア・ミュー」(富山県南砺市寺家新屋敷366)で恒例の合同古本即売会を行います。今回は、ちょうどこのタイミングで新しくてきれいな文庫本・新書の大量入荷がありましたので、こちらに出品します!
そのほか趣味の本、いつもの文字の多い本、意外な本などなど現在鋭意値札貼り&箱詰め作業中です。
古本即売でおなじみの他店のみなさんも一緒です。夏のおわりは石川からも富山からも、ほぼ県境のアミューを目指しましょう!

なお電車の場合、高岡駅で城端線に乗り換え、福野駅下車。徒歩11分です。

どうぞお楽しみに!

「季刊鴨嘴」2010年秋号発行しました。

年に4回発行の、読み物つきミニ目録「季刊鴨嘴」立秋号発行しています。すでに市内外の各所で配布しております。目録の特集は、「恐るべき労働、誇るべき職業」。地元読書界探訪では、「50年代を考える会」を紹介しています。

本の正しい扱い方

こんなページがありました。
岩波書店で40年本作りに携わった人が説く“本の正しい扱い方”。冒頭の「本の開き方」は少し上級な内容ですが、最後の箇条書きのところなど、基本かなあ、とおもいます。もっとも、自己所有の本を勉強のためなど、「使いつかいたおす」と想定しているならば、小口を折っても切取をしても自由といえば自由ですが。

「職人」についての小さな本

久しぶりに本棚から。今日は職人についての本を在庫からご紹介します。40年ほど前に発行された、千葉県の崙書房の「ふるさと文庫」シリーズと、クオリという版元の「コインブックス」シリーズです。樽職人、水車、石臼、鍛冶やについての記録です。小さい本ですが、焼けたページに輝きを感じます。

夏の工夫

隙間だらけの古い家屋では、閉めきことができないのでエアコンをうまく使えません。逆にできるだけ風を通すことで涼しくします。夏は板戸を簾戸(すど)に入れ替えます。簾戸とは竹で編んだ簾を障子の枠中にはめこんだ戸のことで、夏の季語にもなっています。すだれが戸になったようなものです。写真手前と右奥が簾戸に替えたところです。本棚との境である正面奥は板戸のままになっているのがわかるでしょうか。

暑中お見舞い申し上げます

梅雨も明け、高温晴天の金沢です。みなさんお元気ですか。当店の周囲では、いつもどこかで草刈機の音がなっています。緑が濃くなり、夏本番です。

市内柿木畠の新刊書店「うつのみや」での古本コーナーは、しばらく継続することになりました。2階の小さいスペースですが、ときどき品物を入れ替えています。近くにお越しの際はどうぞお立ちより下さい。

目録「金沢書友会」第31号発行しました

半年に一度のお楽しみ、金沢発の合同古書目録「金沢書友会」の最新号を発行しました。今回は北陸の図書と宗教関係が充実しています。各店で版下を製作している手作り目録、格式張らない(予算上格式張れない)のを魅力と思って頂けましたら幸いです。それだけに掲載書籍も手頃な価格! 地方都市の小さい書店のあつまりらしい味わい…と思います。
会員制の目録ですが、この時期当店からご注文の方は「目録希望」とお書き添えいただきましたら、もれなく同梱いたします。なお目録のみご希望の方は頒価300円となっております。目録についての詳しい情報はこちらもどうぞ

ツバメの子、誕生

店のたたきにはツバメの巣があり、毎年ツバメたちの夏の山荘として使用されています。一昨年初めてツバメとの暮しを体験しましたが、掃除がたいへんだったので、去年はお断り願おうと閉め出し作戦を取りました。しかしツバメは執拗に飛来。挙げ句には風呂場の塗壁への新居建設という無理な挑戦までされました。泥だらけの浴室に怖くなったものです。「浴室泥」の不審者の犯人がツバメとわかったのはあとからです。

そういう経緯でこちらが観念しました。巣を叩き壊さない限りツバメは来ます。共存を決意しました。春先にさっそくツバメ夫妻が来ましたが……、どう数えても3羽のようでした。ツバメのライフスタイルにもいろいろあるのでしょうか。

そして先週、お誕生がありました。生まれたばかりの頃はまだヒヨヒヨとかすかな声です。しかし、それまで居残っていたものも飛び出し、親鳥たちがせっせとエサを運ぶのでわかりました。1週間もたつとヒナは元気いっぱい。ひとが玄関で物音をさせるだけで、「エサくれー」と各雛大きな口をあけてアピールします。掃除する量はこれからますます増えるでしょう。雛が飛ぶ練習を始めるころが、一番巣周辺での粗相が多いものなのです。