現状のご報告

岩波新書の状態のよいものを入荷しましたので、昨日も「本の広場」に追加をしました。また、DVDも一部並べました。春の新規入荷の山があり、今後も続々と追加・交換しますのでどうぞお楽しみに。

さいわい金沢の古書店における震災被害は皆無に近い状態です。ですから今は、いつもと同様に誠実な商いに努めております。いつもと同じ対応ができますので、古書のことでのお問い合わせなど、お気軽にご連絡ください。

被災された方、被災地での同業のみなさま、お見舞い申し上げます。古書店としてお役にたてることがありましたら、どうぞご相談下さい。復興事業は長期的なものになりますから、一時的な対応におわらない日々の歩みに努める所存です。

絶版になった必要な本が、古書店にはあります。


震災に関連した資料のご注文が相次ぎましたので、急いで発送しております。
関東は時間がかかりますが、配送はしているとのことで集荷していただきました。クロネコヤマト・佐川急便ともに東北・北海道への荷物の集荷は停止だそうです。事情が変化次第お知らせいたします。この状況を受けて、金沢駅の「本の広場」に災害に関連した本を在庫から収集しました。写真をクリックして拡大してください。ホームページ右側の検索システムをご利用いただくと、タイトルから価格や状態詳細をご覧いただけます。

地震

このたびの震災、みなさまにお見舞いを申し上げます。

近日にご注文をくださった皆さまへ。
それどころではないかもしれませんが、ご注文品は当分確保しておきます。
ご連絡は落ち着かれてからでけっこうです。配送も乱れているとのことですので、すみやかにお届けすることもできないようです。

金沢では揺れは小さく、それでも長く続きました。幸い福畠本店も「本の広場」においても、本棚等いっさい被害はでておりません。取り急ぎお知らせ申し上げます。

仕入れの季節はじまる

大雪の厳しい冬だったので、3月に入ると駆け足です。いえ、風景はいまだ白く雪がのこります。でも見渡せば桜に堅いつぼみ、庭には水仙の芽、雪の下からふきのとう! 人の気持ちもはやるのでしょうか、「本を整理したい」というご連絡が相次いでいます。
3月はじめは大阪へ。異動のセンセイの膨大な図書。蓄積された蔵書に向き合うと、時代の空気と、その方の決意が伝わります。古本屋の仕事は本の交通整理をして、活かすべき本に新たなラベルを張って命を吹き込み直すこと。売り主さんが背負われた重い荷物の荷下ろしをお手伝いして、新たなご出発を祝福します。 みなさん、春ですよ。

本の広場は春も健在

本の広場のポスター金沢駅百番街で工事中だった新館が昨日オープンしましたが、あじわい館にある、本の販売所本の広場は健在です。華やかな明るい雰囲気の新館。いっぽう、本の広場の界隈は、落ち着いた雰囲気で、古書好きの方にはほっと和める雰囲気です。先日は本の入れ替えをして、新規に数学の本を集めた棚を用意しました。正面左側の思想と小説と雑本のワゴン側です。なおその裏側は図録ワゴンで、美術と文化論関係とSFと文学評論などを置いてあります。金沢はまたも雪ですが、なんとか日差しもありますからそう積もらないでしょう。

小松さらに補充

今日も小松の補充へ。趣味の本を少し増やそうと思い、お茶や美術・工芸の本を足しました。それから、ちょっと迷ってから吸血鬼の本も持って行きました。これも趣味の本に入れておきましょう。
ところでまだこちらでは雪かきをしています。実は。あと少しで倉庫までの道が開通すると思うのですが、まだ雪の難所が少しあります。

小松の即売会場へ補充

即売会開始以来、2度目の補充へ小松うつのみや城南店へ行きました。棚が空いていたので、もっていった本をたっぷり入れることができました。今日は気温も高く晴れ。スタートの時よりも、景色がずっと明るくなっています。日も長くなっています。当店発行のフリーペーパー「季刊鴨嘴(きかんだっくびる)」の第4号もワゴンの中におきました。

雪ひとだんらく。小松即売もはじまる。

一段落しましたが、まだ各所、雪かきの仕事は残っています。といいながら、ついついネコやら世界的に有名な某ウサギやらを作ってしまいました。さて小松の即売会はじまりました! 是非おはやめに一度足をお運びください。珍しいものやセットもの、古い小さいもの、コンパクトながら充実の品揃えで、本日午後に搬入完了しました。

大雪です

このところ雪の話が続きますが、やむを得ないとご理解ください。本当は昨日更新したかったのですが、雪作業だけでヘトヘトになってしまいました。看板も埋もれるほどの積雪です。屋根の雪と地面の雪がつながるのは家にとって危険ですから、大きな屋根雪の音がするたびに、はっと顔をあげます。その音が大きく長いときもどれだけの量が落ちてきたのかと眉をひそめますが、あまりに短いときは「もしや」と焦りながら立ち上がります。石段の雪掃除もだんだんおおごとになってきました。雪の壁もできています。

さてしかし、この雪もこれでピークを過ぎたかと思われます。春のこない冬はないし金沢で雪が融けなかったことはありません。今月4日からは小松市の新刊書店「うつのみや」で合同即売会です。当店からは歴史書を中心にお蔵出し。はじめて見る珍しい本を倉庫からたくさん出しました。お近くの方は是非いらしてください。即売会の情報詳細は、また近くご紹介します。

雪は多いですが


今朝はずいぶん積もりました。窓際のテーブルの横には屋根から落ちた雪の壁がそそり立っています。外はどうかと出てみると、しまった雪の上に、新しいふわふわの雪がたっぷり乗っています。

こんな雪でも、昨日は「金沢に就職がきまって、東京から戻ってきたところです」という若いお客さんがいらっしゃいました。はじめの車では最後の坂道を上れず、ご実家にもどって車を取り替えて、ついに到着しましたと笑顔で言われました。また、少し前には、「久しぶりに名古屋から金沢にきたので、ぜひ行きたいのです。前に犀川大橋のそばの店に行ったことがあるので」という問い合わせを受けました。ご来店後のお話によると、8年前に店頭で月刊鴨嘴を入手、そのまま幾度もの大掃除のたび、なぜかたった一枚の月刊鴨嘴を毎回捨てられず、ついに再訪の日を迎えたということでした。なんという話でしょう。
 雪でもご来店くださるみなさんの熱い気持ちに、こちらも応えられるようにしなくてはなりません。